お邪魔します。こんばんは。 このあたりで今まで起こったことを振り返ってみません…
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「スペーストンネル(時空隧道)抜けて」◇第5話◇「嘆願書」江坂遊
お邪魔します。こんばんは。 驚いてばかりです。思わずお月見団子を口から発射してし…
「スペーストンネル(時空隧道)抜けて」◇第4話◇「目論見書手配書」江坂遊
お邪魔します。こんばんは。 もうそろそろお月見団子は飽きられてきた頃かと思いま…
「スペーストンネル(時空隧道)抜けて」◇第3話◇「手配書」江坂遊
お邪魔します。こんばんは。 いつも遅くにお邪魔します。「かまいませんとも」高井…
「スペーストンネル(時空隧道)抜けて」◇第2話◇「意見書」江坂遊
お邪魔します。こんばんは。 研究室同士の連携がこんなにうまくいくとは思ってもみ…
「スペーストンネル(時空隧道)抜けて」◇第1話◇「始末書」江坂遊
お邪魔します。こんばんは。今夜はお月さまがくっきり見えてとても綺麗です。中秋の…
「ロング・スリープ」粕谷知世
湖の底から浮かび上がってくるように、拡散していた意識の焦点が合った。 そうだ、…
「ペルソナ/仮面」飯野文彦
『みっちゃん』 「何、入ってるんですか、これ?」「キュウリだ」「確かにキュウリの…
「転校生」海野久実
うちのクラス、五年三組に転校生が来た。夏休みが終わって、新学期が始まってから三…
「煮干し」白川小六
五時間目は理科。私たち二年三組は今、「生物の体のつくりと働き」の単元を習ってい…
「星」井上史
夜明けの砂浜に、君は横たわっている。ぐったりと脱力して動けない。ああ、これで最…
「ディストピア飯」庄司卓
「よし、A-11023番。検査は終了だ」 反体制活動で捕まった俺は、政府の矯正施…
「藍を捌(さば)く」吉澤亮馬
「藍を捌(さば)く」 ふと私の口からこぼれた言葉は、ある種告白に近かったのかも…
「アイス」川島怜子
「友達、ほしいな……」 大学に入学して一人暮らしを始めた清香(さやか)は、非常に…
「恐怖の夜」深田亨
残業で遅くなって、駅からひとり暮らしのアパートに帰る途中、ふとあとをつけられて…
「ひとつ願いが叶う」江坂 遊
魔女のお婆さんがスープカップをジャクリーヌに手渡しながらこう言った。「ジャッキ…
「書痴の幸福なる死」仁木稔
書痴の幸福なる死 仁木稔 0 ――本に埋もれて…
「体外母性」 吉澤亮馬
目が覚めると、枕元で小魚がぴちぴちと跳ねていた。 私の小指くらいの大きさで半透…
「イマジペディア」間瀬純子
――《〈イングリッシュ・ヴードゥー〉の世界へようこそ。快感がきみを待っている。知…
「夜更けの散策にて」飯野文彦
訳あって家族と離れ、甲府市内、相生町、古びた二階建てアパートの一階、角部屋、六…
「雨の日のラクダ」粕谷知世
「僕は雨男なんです」と彼は言った。 大学の新歓コンパの帰り道、同じ電車に乗った参…
「アーバンサバイバー」庄司卓
くそ、やられた。スマホを盗まれた。正確に言うとすり替えられた。今回のクライアン…
「レプリカ飛行石盗難事件」大野典宏
連作 ミネラル・イメージ レプリカ飛行石盗難事件 大野典宏 「全く正しいと思いま…
「お話し」白川小六
少年はイヌに向かって一生懸命話す。「その星は遠い宇宙にあって、そこの人たちは、…
「孤独の温度」片理誠
目が覚めたら死んでいた。いや、死んでいるのに「目が覚める」というのは、変か。 …
「雨戸」深田亨
高齢者施設に暮らす百歳になるおばあさんは、昨日のことは忘れてしまうが昔のことは…
「卵少女」飯野文彦
愛宕山みはらし台のベンチに腰を下ろして、眼前に広がる甲府盆地を見ていると、飯野…
「三つのお願い」川島怜子
「あー、なにもしたくない。毎日ダラダラしていたい……」 雄介(ゆうすけ)はアパー…
「甲府の記憶」飯野文彦
[橋] 土手を散歩していると、古びた橋があった。寿町の、荒川に合流するわずかに…
「ジルコニアの正義」大野典宏
連作 ミネラル・イメージ ジルコニアの正義 Ver.π 大野典宏 「しかし、現実…