「不老不死っていっても、今さらねえ」 そう言いながら母が冷蔵庫から出してくれたの…
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「海が呼ぶ」青木和
二村が死んだ。 無期懲役の判決が下って収監されてから、三十年になる。死因は癌だ…
「十六番ホール」田林洋一
十六番ホール田林洋一 ハーバート・ラッセル・ウェイクフィールドに捧げる どうし…
「メルヘン禁止」川島怜子
足音をたてないように気をつけながら、私は地下への階段をおりていった。「ここね」…
「不眠」田林洋一
どうして僕がなかなか眠ることができないか、君は知りたいというんだね。睡眠薬を大…
「陽炎の町」吉澤亮馬
彼の実家の最寄り駅に着く少し前、大樹は小さな声で言った。「これから見えるもの、…
「最後の場所」庄司卓
目が醒めたが、起床時間はまだだ。俺は布団にくるまったままの姿勢でいる。そのまま…
「square one」片理誠
「では後藤様、こちらへ」と案内されたのは八畳ほどの広さの真っ白な部屋だった。 中…
「町 二・〇」イーゴリ・アントニュク(訳 大野典宏)
町 二・〇Miсто 2.0 イーゴリ・アントニュクIгор Антонюк 訳…
「猫大臣」深田亨
高い支持率を得て当選した総理大臣は、これまでにない政策に取り組もうと、内閣改造…
「母の猫」伊野隆之
病院のベッドに横たわる母の顔は青白く、唇は紫になっていた。痩せて骨の浮いて見え…
「一日限りの男」イーゴリ・アントニュク(訳 大野典宏)
一日限りの男Одноденка イーゴリ・アントニュクIгор Антонюк …
「ドライバー」川島怜子
「やっと買えた。ドライバー、最後の一パックだった」 エリは買ったばかりの、ねじ回…
「覚悟(デテルミナシオン)」岡和田晃
深呼吸し、自分のこめかみに回転式拳銃(レボールベル)の銃口を当てた。そのまま、…
「魔王の道しるべ」江坂遊
学生時代は山岳部員だったので色んな山に登ってきた。北半球は元より南半球の山にも…
「故郷がくれた糸」飯野文彦
*本作にはSF Prologue Waveに掲載した作品(「卵少女」【←リンク(…
「The Bridge of X」Akira Okawada
The Bridge of Xby Akira Okawada Whil…
新刊紹介 『ふしぎなねこのおとぎばなし〜赤の巻〜』『ふしぎなねこのおとぎばなし〜青の巻〜』著:川島怜子
新刊紹介『ふしぎなねこのおとぎばなし~赤の巻~』『ふしぎなねこのおとぎばなし~青…
「アンときせかえ猫」川島怜子
猫のペルルが自慢の白い毛並みを毛づくろいしていると、飼い主の優衣(ゆい)が興奮…
「薔薇色の人生」片理誠(画・片理誠)
目の前を振り子のように行ったり来たりしつつ、黒猫の幻影がにんまり、とほほえんだ…
「灯台」深田亨
潮の流れの速い海峡のまん中に灯台がある。そこが浅瀬で、岩礁が隠れているのを知ら…
「ウォシュ・オフ・オフ・オフ」吉澤亮馬
スマホをどこへやったっけ、と部屋中探したけれど見つからない。結局、昨日吐いて汚…
「ハヤと浮子とふるさとと」飯野文彦
[ハヤ煮] 夢は今もめぐりて忘れがたき…… うつらうつらしていると歌声が聞こえ…
「おばあちゃんと私」白川小六
「ハンドクリーム?」「うん、どうもこの頃手が荒れちゃって。一番安いのでいいから」…
「マカロニ」白川小六
「ワームホールを見つけたらラッキー☆」 極小のワームホールを作るのに成功したと、…
「一本の樹一軒の家」海野久実
昼休みには会社の入っているビルの屋上に来るのが習慣になっていた。腹も満たされ、…
「迷惑な客」井上史
改札前は人でごった返していた。皆が改札機の上に設置された電光掲示板を見上げて、…
「インタビュアーの恋」深田亨
とある国のとある街角にあるオープンカフェのテラスから、一組のカップルが道路をは…
「孤島にて」柳ヶ瀬舞
「お茶が入ったよ」 彼女のひと言で、我に返った。 どのくらいPCに向かっていたの…
「死者の手」井上史
――お前は勝利の女神だ。 それが恋人の口癖だった。女神と呼ぶには背が高く、体格…
