1 元夫の場合 「今晩、空いてないか」 電話をしてきたのは、別れてから死んだ夫だ…
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「雨の日のラクダ」粕谷知世
「僕は雨男なんです」と彼は言った。 大学の新歓コンパの帰り道、同じ電車に乗った参…
「「FT新聞」&「SF Prologue Wave」コラボレーション企画 のご紹介 その6」岡和田晃
ゲームブックの専門出版社であるFT書房(https://ftbooks.xyz…
「「わが願は世のつねの願にあらず」~国木田独歩のススメ~」粕谷知世
上・「この宇宙ほど不思議なものはない」 「この宇宙…
「麦酒の恵み・女神の歌」粕谷知世
ウルメシュは粘土板から顔をあげた。 疲れた眼を休めたいが、彼がいるのは殺風景な…
「空に舞う」粕谷知世
他でもない、ほこりの話です。 ほこりって、誇りのことじゃありませんよ。漢字で土…
「星明かりの森」粕谷知世
一、ふきぬけの空 夏の朝、公園でのラジオ体操を終えて、タカシは家に帰ると…
「なくして初めて分かる事」粕谷知世
書けないのが哀しいのか、もう書かなくていいことにほっとしているのか、それさえ、よ…
『すぐ元に戻ると思った事』粕谷知世
「夜の浜辺で語られた事」粕谷知世
砂浜に腰を下ろして、海の音を聞いていた。 お尻に触れる砂はあったかく、大気は塩…
「赤い銀河の夢」粕谷知世
「変な夢を見たの」「どんな?」「夕方だったの。わたしは車に乗ってた。子供を迎えに…
「夜の夢を見ない」粕谷知世
夜の夢を見ない 粕谷知世 月の明るい夜だった。式場を予約した帰り道、白く輝く月…
「パパの思い出」粕谷知世
わたくし、パパと申します。 いえ、アイ・アム・ユア・ファーザーなどと衝撃の告白…