『幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌「ナイトランド・クォータリー」Vol.16「化外の科学、悪魔の発明」掲載、アンドリュー・ペン・ロマイン「悪魔の発明、天才シェフのフルコース」』

執筆:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

 「ナイトランド・クォータリー」(アトリエサード/書苑新社)は、幻視者のためのホラー&ダークファンタジー専門誌と銘打っており、前身たる「ナイトランド誌」(トライデントハウス)のコンセプトを引き継ぎ、海外の優れた幻想文学やSFを精力的に日本へ翻訳・紹介しています。
 さて、この「ナイトランド・クォータリー」Vol.16には、アンドリュー・ペン・ロマインの『エクリプス・フェイズ』小説、「宇宙の片隅、天才シェフのフルコース」(訳:待兼音二郎)が掲載されています。
 作者はSFワークショップのクラリオン・ウェスト出身ですが、『パスファインダーRPG』関連の小説などRPG畑の仕事が多いトランスジャンル的な書き手で、本邦初紹介となります。
 作品は、「Role&Roll」Vol.172の「宇宙アリーナ:血肉の美食」にも通じる……あっと驚く展開に!
 定期購読者向けのペーパー「ナイトランド・クォータリー・タイムス」にも、関連の紹介文が載っています。
 「ナイトランド・クォータリー」Vol.6にはケン・リュウの『エクリプス・フェイズ』シェアード・ワールド小説「しろたえの袖(スリーヴ)――拝啓、紀貫之どの」、Vol.9には来日時の関連インタビューが掲載されています。

 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!
 あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。

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