「月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.222『エクリプス・フェイズ』1人用“超”入門ミッション「オクトモーフVSスパイダー・ローズ」
文:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム) 監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)
岡和田晃
TRPGをはじめとしたアナログゲームの生命線は、公式でのサポートの継続です。
『エクリプス・フェイズ』の最新情報は、月刊アナログゲーム総合情報書籍「Role&Roll」(新紀元社)偶数号に連載されています。
Vol.88からの連載なので、ずいぶん長期にわたってサポートがなされています。
「Role&Roll」は電子書籍版も展開されていますよ。
「Role&Roll」Vol.222は、「推しゲーが見つかる! R&RのTRPGリスト20選」で、『エクリプス・フェイズ』のルールブックもQRコード付きで紹介されています。
そして今号の記事は、単体でプレイできるソロアドベンチャー「オクトモーフVSスパイダー・ローズ」です。
ルールブックなしでも『エクリプス・フェイズ』のルールを遊びながら習得できるソロアドベンチャー。タコ型義体(オクトモーフ)を着装したきみは、謎の存在スパイダー・ローズの行方を追跡するが……!?
本作はパラグラフ選択形式(ゲームブック方式)の1人用シナリオで、独立した作品としてプレイできます。
『エクリプス・フェイズ』の人気アーキタイプ、オクトモーフをプレイできるのがウリとなっており、『エクリプス・フェイズ』の導入にピッタリの内容です。
ちょっとした裏話をしますと、本作は私が初めて商業媒体で発表した『エクリプス・フェイズ』用の多人数シナリオ「スパイダー・ローズの孤独」をアレンジし、別角度から切り込んだものになっています。
同作を執筆したときは、日本語版発売間もなかったこともあり、初心者GMが安心でもプレイできるよう、3幕構成による丁寧な記述を意識しました。しかし、それでも書き切れないという思いは拭えなくあったのは確かです。ずっとノベライズかソロアドベンチャーにしたいと思っておりましたが、念願かなったという恰好です。
入魂の一作です。お愉しみいただけましたら幸いです。
なお、本作のテストプレイには、『三遊亭楽天のTRPG落語』(グループSNE)を話題になっている落語家の三遊亭楽天さんにご参加をいただいたのですが、楽天さんのYouTubeチャンネル「らくちゅーぶ」の第263回で、その模様を紹介いただいております。
そもそも『エクリプス・フェイズ』って何? というレベルから説明がされており、シナリオのネタバレもありません。ゲームのルールから、シェアード・ワールド小説(※二次創作ではありません)まで話題が広げられておりますので、是非ご視聴ください。