「月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.220『エクリプス・フェイズ』シナリオ「Nの恐怖 農業ハビタットの騒乱」

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.220『エクリプス・フェイズ』シナリオ「Nの恐怖 農業ハビタットの騒乱」

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ) 監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

 TRPGをはじめとしたアナログゲームの生命線は、公式でのサポートの継続です。
 『エクリプス・フェイズ』の最新情報は、月刊アナログゲーム総合情報書籍「Role&Roll」(新紀元社)偶数号に連載されています。
 「Role&Roll」は電子書籍版も展開されていますよ。
 「Role&Roll」Vol.214とVol.218には、『エクリプス・フェイズ』の“超”入門シナリオ「惑星(ほし)のさだめを誰が知る」、「彼方の惑星コーデルへの門」が掲載されました。
 このVol.220では、一風変わったSFホラー・アドベンチャーが展開されます。

 
 農業ハビタットのスライム状の怪物が出現? その真相を探るため、金星トロヤ群へと向かったセンティネルたちの前に、出現したのは、さらに恐ろしい存在だった……。

 このシナリオは、金星トロヤ群にある、日経企業アグリナット・ファクトリーが運営するハビタット「久喜」を舞台にしています。
 これは『サンワード』の記述にもない日本語版オリジナルの設定です。
 そして本作は、伝説のカルト・ホラーSF映画『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』(1978年)とその思い出に捧げられた、様々なパロディが満載のユーモア・シナリオなのです。
 「Role&Roll」Vol.216に掲載された「ザ:シング 異星の落とし物」と同様のノリで、お愉しみあれ!

 2023年2月25日に開催されたTRPGフェスティバルオンライン2023冬では、『エクリプス・フェイズ』の公式セッション(岡和田晃GM)と、トークショー(朱鷺田祐介、岡和田晃、待兼音二郎、見田航介、ゲスト:中村俊也)が行われました。
 セッションでは「惑星(ほし)のさだめを誰が知る」と「彼方の惑星コーデルへの門」が連結してプレイされ、トークショーでは新作の告知がなされました。
 『エクリプス・フェイズ』に関しては、好評『再着装(リスリーヴ)の記憶』に続くシェアード・ワールド小説の第二弾がアトリエサードから発売されます。今回は伊野隆之さんの小説をまとめたもので、書き下ろしも含まれるので安心。
 その他、『ウォーハンマーRPG』では小説風の重層的な記述でオールド・ワールドのクリーチャーを紹介したサプリメント『The Imperial Zoo(帝立動物園:仮)』がホビージャパンから発売予定(待兼音二郎・見田航介・岡和田晃・阿利浜秀明・田井陽平の共訳)。
 また、中世の異端カタリ派の最後の日々を扱うモダン・ナラティヴRPGの古典『モンセギュール1244』がニューゲームズオーダから発売予定(岡和田晃訳)と、他の海外RPGの新作告知もなされました。