「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.216『エクリプス・フェイズ』シナリオ「ザ・シング 異星の落とし物」

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.216『エクリプス・フェイズ』シナリオ「ザ・シング 異星の落とし物」

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ) 監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

 月刊アナログゲーム総合情報書籍「Role&Roll」(新紀元社)はバラエティ豊かなタイトルに関する、手厚い公式のユーザーサポートが満載です。
 電子書籍版の発刊も行われており、偶数号には『エクリプス・フェイズ』のサポート記事が毎号掲載されております。
 「Role&Roll」Vol.216には、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ「ザ・シング 異星の落とし物」が掲載されました。
 初心者から上級者まで楽しめるシナリオなのですが、まずはリード文をご覧あれ。

 太陽系外惑星で発見された、古代異星人の宇宙船。
 探査に向かったセンティネルたちは、おそるべき「何か(ザ・シング)」と遭遇する。
 ところで、その気持ちよさそうな枕は?

 このシナリオは、『遊星からの物体X』のようなSFホラー映画のパロディが盛り込まれたシナリオです。
 それでいて、根幹は王道の宇宙船探索や怪物退治からなり、『エクリプス・フェイズ』の一つの王道たる、『エイリアン』タイプの冒険としても楽しむことができます。
 比較的短時間で遊べるうえ、出落ちになっても――あるいがそれゆえに?――恐怖のほどはいや増していきます。
 『エクリプス・フェイズ』がトランスヒューマンの陰謀と「恐怖」を扱うRPGだということが、よくわかる作品です。

 「SF Prologue Wave」では新しい試みとして、編集部員や寄稿者・関係者を交え月1ペースでRPGでアナログゲームを用いた交流と研鑽を行っております。
 「Role&Roll」vol.216掲載予定の拙作シナリオにつき、川嶋侑希・片理誠・見田航介・水波流の各氏を招いて、テストプレイを行いました。
 2022年6月上旬に出た『エクリプス・フェイズ』基本ルールブックの増刷版、引き続きショップで入手できます。
 ISBN(978-4775310229)はそのままですが、表記揺れや誤訳、ユーザー指摘のエラッタも反映させた実質的な改訂版です。書泉グランデ3階ではこんな具合に売られてました。