「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.210『エクリプス・フェイズ』1人用“超”入門ミッション「外惑星圏に眠る甲冑騎士の骸」 文:待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.210『エクリプス・フェイズ』1人用“超”入門ミッション「外惑星圏に眠る甲冑騎士の骸」

文:待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

 月刊アナログゲーム総合情報書籍「Role&Roll」(新紀元社)では、誌面でサポートされるRPG群もいや増しておりますが、偶数号には『エクリプス・フェイズ』のサポート記事が掲載されています。Vol.210は、『エクリプス・フェイズ』の1人用シナリオ「外惑星に眠る甲冑騎士の骸」が載っています。
 これは単体でプレイできるゲームブック型式(パラグラフ選択方式)のソロアドベンチャーで、基本ルール付属の(公式サイトから無料ダウンロードもできる)「月のエゴ・ハンター」のキャラクターをベースに、一部データを修正したキャラクターをPCとして用います。

 ルールブックなしでも『エクリプス・フェイズ』のルールを遊びながら習得できるソロアドベンチャー第五弾。過剰共感能力を有する「きみ」は、甲冑騎士を眠りから覚ました謎の声を確かに耳にして……。

 ルールブック不要、サンプルキャラクター完備はこれまでのソロアドベンチャーと同様で、「Role&Roll」Vol.208の「「既知宇宙(ノウンスペース)の鍵、二つの指輪」に続いてキーワードシステムが搭載。
 遊びやすくも一捻りされた逸品で、しかも、今回は超能力が使えます!  甲冑騎士をめぐる謎とは何なのでしょうか?

 2022年6月上旬には、ついに『エクリプス・フェイズ』基本ルールブックの増刷版が刊行されました。ISBN(978-4775310229)はそのままですが、表記揺れや誤訳、ユーザー指摘のエラッタも反映させた実質的な改訂版となっています。
 初版と増刷改訂版は表紙で見分けられます。増刷改訂版は翻訳者名に私と待兼音二郎さんの名前が出ています(初期のサポート記事では、翻訳チーム内の内訳は奥付にのみ記載されていました)。

 5月のTRPGフェスオンライン2022春における『エクリプス・フェイズ』体験卓&翻訳者トークショー、6月のTRPGサークル幻界堂主催の『エクリプス・フェイズ』オンリーコンも盛況。
 6月末には翻訳チームと「SF Prologue Wave」関係者での拙作シナリオのテストプレイも行いました。そちらで使用したシナリオも、ブラッシュアップのうえ、近いうちに発表できるものと思います。お楽しみに!