「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.202「『エクリプス・フェイズ』シナリオ 紅塵のイベント・ホライゾン」岡和田晃

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.202「『エクリプス・フェイズ』シナリオ 紅塵のイベント・ホライゾン」

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。Vol.196や198にも、シナリオが掲載されており、「ナイトランド・クォータリー」vol.24には、シェアードワールド小説「融解」(ロブ・ボイル&デイヴィッドソン・コール)や、宇宙図や年表のような関連記事が訳載されました。待望のサプリメント『サンワード』の刊行も予告が出まして(新紀元社、発売日は8月25日に変更になりました))、日本オリジナルの『エクリプス・フェイズ』小説アンソロジー『再着装(リスリーヴ)の記憶』もアトリエサードからの刊行が予定されています。Vol.193と200には、簡易ルール付きの1人用パラグラフ・アドベンチャーが掲載されています。
 ……そして8月25日には、待望の『エクリプス・フェイズ ソースブック サンワード』が発売となります! 全国の書店、ゲームショップ、Amazon.co.jpほかオンラインストアでてにはいります。

超・人類(トランスヒューマン)と陰謀(コンスピラシー)と恐怖(ホラー)のSFテーブルトークRPG『エクリプス・フェイズ』にソースブックが登場!
太陽をはじめ、水星・金星・地球・月・火星などの内惑星圏を舞台とする際に役立つ設定や情報、データの数々を掲載!!

『サンワード』には、以下のような太陽系の内惑星圏に関した詳細な情報が含まれている。

太陽、水星とヴァルカノイド■金星とモーニングスター・コンステレーション■廃墟と化した地球■月=ラグランジュ同盟■火星■惑星連合
加えて新しい義体(モーフ)、装備、追加サンプル・キャラクター群

 「Role&Roll」Vol.203では、『サンワード』の発売に合わせた大特集が予定されていますが、それに先駆けて、Vol.202では、シナリオ「紅塵のイベント・ホライゾン」が掲載されています。

 ファイアウォールのセンティネル(前哨)は、パリに出現した赤い靄のような新種のナノスウォーム『紅塵(こうじん)』の謎を追い、太陽系近傍宙域のフーヴァーマン・ガイシェッカーへと向かう。

 本作は『サンワード』の予告編を兼ねた多人数用シナリオとなっており、PCが演じるセンティネルたちは、太陽コロナの中にある研究ハビタット「フーヴァーマン・ガイシェッカー」を皮切りに、太陽コロナから地球のパリへと向かう……という内容です。
 『サンワード』からフーヴァーマン・ガイシェッカーの設定、スーリヤ義体(モーフ)のデータ、そして『X-Risks』(未訳)から複数の敵データが抄訳されており、『サンワード』入手前でも問題なくプレイすることが可能です。

 2021年9月26日『第五回 エクリプス・フェイズ オンリーコン』(TRPGコンベンション閑話堂)も開催予定になっています。お近くの方はぜひご参加を。

https://kanwado.blogspot.com/2021/04/2021829.html