「少年少女SFの時代 ─日本ジュヴナイルSF戦後出版史─ 【第1話】眉村卓とジュヴナイルSF」大橋博之

■学園で渦巻く白い旋風
 僕が大阪市にある阪南中学校の生徒だった頃、学校の図書館で眉村卓さんのジュヴナイルSF『なぞの転校生』(鶴書房)と出会った。
 読んでみると、主人公・岩田広一は大阪市に住んでおり、通うのが阿南中学で、近くに団地があるという設定。僕が通う阪南中学に対して阿南中学。それに阪南中学にもすぐ近所に阪南団地がある。 「うちの学校とよく似ているな~」と驚いた。これは単なる偶然か?
 ところがなんのことはない、学校からひと駅離れた東天下茶屋駅の側の大西書店の親父から、物語は阪南中学がモデルで、眉村さんは中学の大先輩だと知らされた。奇遇にも僕は、眉村さんがジュヴナイルSFを発表していた時期の読者層であると共に、眉村さんが描く世界観で暮らしていたのだ。

 ジュヴナイルSFが生まれたのは、終戦により日本人口が増加し、1947年のベビーブームもあって児童数が一気に膨れ上がったことが関係している。なにしろ1学年が10クラスあるのも珍しくはなかったのだ。
 これを契機と捉えた教育分野を専門とする旺文社は、49年に学生たちに向けた月刊学習誌〈中学時代〉を、同じく教育図書の学習研究社も50年に〈中学コース〉を創刊。2誌はその後、中学1年から高校3年に分裂し、学年別のクラス雑誌へと発展する。
 中1で読者となった学生は、そのまま続けて高3まで毎月定期的に購入してくれる可能性がある。そのため両社は読者獲得にしのぎを削っていた。
〈時代〉〈コース〉ともに同じA5サイズ。ページ数も造り内容も似通っている。共に学習誌のため勉強記事が中心なのだが、学生が興味を持つゴシップ記事や漫画、小説に人気があった。
 小説は青春小説、ユーモア小説、推理小説の3本が掲載されたが、特に恋愛を題材とした青春小説は人気だった。異性を意識しだした思春期において、青春小説は恋の悩みに答えてくれるアドバイザーだった。そのため、女学生に向けた青春小説を専門とした【ジュニア小説】雑誌も多数創刊されることとなるのだが、それはまた別の話。

■「なぞの転校生」が始まりだった

  眉村卓のジュヴナイルSFの代表作はなんといっても「なぞの転校生」(〈中学二年コース〉65年~66年3月号/〈中学三年コース〉66年4月号)だろう。
 主人公・岩田広一が通う中学校にある日、山沢典夫が転校してくる。山沢はギリシャ彫刻のような美しい顔立ちをしており、勉強も運動も優れていた。しかし、山沢には隠された秘密があった……。
 編集部がSFを推理小説の亜種と考えていたことと、次回に期待を持たせるための引きのある終わり方を要求したことで謎が謎を呼ぶ展開となり、読者は白い旋風の物語に引き込まれて行った。

 眉村が執筆するようになったのは、旺文社の〈中一時代〉で光瀬龍のSF小説「夕映え作戦」(〈中一時代〉64年4月号~65年3月号/〈中二時代〉65年4月号~5月号)が好評だったため、学研でも〈中学二年コース〉で対抗馬となるSFを連載することを目論んだからだ。
 編集部が〈SFマガジン〉初代編集長・福島正実に相談したことで、眉村に白羽の矢が立ったのだという。
 眉村は回想する――
「ぼくは『夕映え作戦』の一、二回分を読み、これは全力投球だと感じました。こうなれば、こっちもその気でかからなければなりません。ぼくは自分の話の場を、住んでいた公団団地と、近くの出身中学にとり、もう一度中学か高校に戻った気分で、思い入れも盛り込んで書きはじめました」(光瀬龍『作戦NACL』角川文庫/眉村卓「解説 光瀬さんと、あのころのこと」)
「読者である中二を対象に、学園を舞台にした小説を、ということで、大阪に来てくれた二人の編集部員に、天王寺のホテルであらすじを渡し、読んでもらって、ではこれで行って下さいということになったのであった。何だか不愛想な編集者たちだなあ、とそのときは思ったものだが、後年話を聞くと、前の晩にアベノ界隈で飲み過ぎて、宿酔状態だったそうである。
 それでも編集者たちは、真面目に私に警告した。
「子供というのは正直でね。どんな大家が書いても面白くなければ見向きもしません。面白いものを書いて下さい」
 よろしいとも、と、駆け出し作家だった私は心の中で言った」(『少年少女 昭和SF美術館』/平凡社/2013年)

 眉村は1963年にSF長編『燃える傾斜』(東都書房)を刊行。勤めていた大阪窯業耐火煉瓦株式会社(現・ヨータイ)も退社し、専業作家になったばかりの頃である。「なぞの転校生」がスタートした1965年にはSF短編集『準B級市民』(早川書房)を刊行していたが、生活にゆとりがあったわけではない。
「当時の原稿料は400字詰め1枚で700円だったか。20枚書いたら1万4000円。私のサラリーマン時代の月給が2、3万円でしたから」(〈サンデー毎日〉2016年5月1日号)
 おかけで生活はかなり助かったという。

 眉村は構想を練るなかで「夕映え作戦」とは真逆の設定にすることを考える。例えば過去に行くのではなく異次元未来から来るといった具合。他にもさまざまな面で逆のパターンなのだが、特に『あんなに簡単に現代と過去を行き来できるか?』と考えたことから、二度と元の世界に戻れない次元ジプシー(次元放浪者)を生み出した。
 舞台を当時、眉村が住んでいた阪南団地と母校である阪南中学としたのは、知っているところを描く方がリアリティが生れると考えたから。また、その頃団地は憧れの住まいだったからだ。
 眉村は「僕にとって団地はまさに未来の住居という印象で、だからSF小説の舞台に選んでいたように思います」(〈中央公論〉2013年4月号)と語っている。
「なぞの転校生」は、推理小説のような展開だが、そこに青春小説の要素も取り入れている。それが、山沢に対して密かな想いを抱く、香川みどりの存在だ。
「宏一は、典夫みたいに優秀で謎めいた男なら、みどりを取られても仕方ないと思っても嫉妬やドロドロしたものはない。この機微を書き込んだら、SFではなく恋愛小説になってしまう」(〈サンデー毎日〉2016年5月1日号)
 それでも、今になって読み返してみると、山沢に惹かれるみどりの淡い想いはかなり胸キュンもの。
 眉村卓のジュヴナイルSFは、男子だけでなく女子のファンも多かったが、青春小説の要素に惹かれていたのかもしれない。

 とはいえ、「なぞの転校生」は簡単に書けたわけではない。
「SFなんて読んだことがない、という人を対象に書くことを、まず要請されました。編集者自体がSFになじみのない人です。ちょっとでもSF的過ぎると、すぐに文句をつけられます。たとえば多元宇宙という概念ひとつを出すだけで、随分議論をし、書くのに苦労しました」(光瀬龍『作戦NACL』角川文庫/眉村卓「解説 光瀬さんと、あのころのこと」)
 そればかりでなく、読者投票によって順位がつき、順位が下がると次の号でおしまいにしてくださいと言われてしまう可能性もあった。突然の最終回では話のつじつまが合わなくなる。そのため、いかにして読者を惹きつけながら書き進めるかを常に考えなければならなかった。

 タイトルは当初、「白い旋風(つむじかぜ)」と考えていた。「ところが、編集者に「そんな文学的なタイトルでは子どもは読まない。『なぞの転校生』に変えます」と宣告されて……。内心「そんなダサいの」と臍をかみましたが、今思えば編集者が正解でした」(〈サンデー毎日〉2016年5月1日号)
 これは有名な話だが、「なぞの転校生」は当初、山沢典夫と家族や仲間たちの次元ジプシーたちが地球を去るところで連載は終了する予定だった。ところが編集者から〈中三コース〉に持ち上がりで連載したいからあと3回続けてくれと言われる。人気だったため、継続させることで読者は続けて〈中学三年コース〉を購入してくれると図ったのだろう。そのため山沢たちが再び地球に戻ることとなる。次元ジプシーだったという設定は延長を依頼されて思いついたことらしい。

――山沢が戻ってきて更に人気になったのだとか。
眉村:ほんとうは、8回くらいで終わるはずだったんです。団地の上で『さよなら』と言って、彼の心にそれが残ったというところで。ところが、最後のはずが、編集部から、『延ばしてくれ』と言われたんです。『どうしょうか』と思いましたね。でも、山沢典夫が帰ってきて人気が出たんです。
 帰ってこさせることによって特異な作品になっていますよね。話が一応、終わったところを、もう一遍やるという手法ですよね。小説の構成からいったら、明らかに型破りですよ。でも、怪我の功名みたいなもので、結果として上手くいったんでしょうね。
――帰ってきてはいけなかった。
眉村:帰ってこないほうが文学的でしょう。異次元みたいなものが我々の世界以外にも存在していたという認識が主人公の心に残った、というのが、きわめて正統的な方法ですね。帰ってきたら次に発展するわけですから。
 でも、彼らが帰ってこなかったら、現代との結びつきは薄かった。全部、団地とその周辺だけの話ですからね。帰ってきてから後は、現代社会の中で彼らはどうなるかということを考えて書いた。そこから、日本風土の話が出てきて話が広がったんです。
 帰ってきて、そのままとか、仲間がひどかったということだけですませるには、僕の常識的な感覚では無理だということになって、それで書いたんです。作品のいわゆる、リアリティというか、実際、社会の中でこういうことが起きたらどうなるのか、この作品で、そんなことを気にして書くようになりましたね。

■「まぼろしのペンフレンド」で愛を知った

「まぼろしのペンフレンド」(〈中学一年コース〉66年~不明)は主人公・渡辺明彦の許に謎の少女・本郷玲子から1万円札の入った手紙が届くところから始まる。最後にはアンドロイドのはずの玲子が明彦に恋愛感情を抱くという青春胸キュンストーリー。
 この作品に限らず眉村ジュヴナイルSFではクラスメートや先生、家族なども登場し、各々重要な役割を果たす。しかし、誰もが小言を言うし反対もする。主人公にとって都合のよい人物ではなく、人物としてのリアルな存在感を眉村は重視した。
 リアルにこだわり、推理小説と青春小説の要素をミックスし、さらに「ペンフレンド」という当時、学生の間の流行も取り入れた。だから、不思議な出来事であっても読者は身近に感じたのだ。

――ペンフレンドの相手が、実は、意外な人物だったというのが、「まぼろしのペンフレンド」でした。
眉村:その、意外性を訴えるのにどうしようとかと思って、66年当時、珍しかった1万円札を出した。あの頃の1万円札は、今の8万円から10万円くらいの遣い出があったんです。封筒の中に10万円札が入っていたらドキッとするでしょ。今、1万円札が入っていてもなんとも思わない。その頃の狙いのインパクトはなくなっているな、とは思いますね。
――お金の価値は大きく変わりましたからね。
眉村:それと、ニセ札かどうか判別がつかないというのをどうしょうかと思った。ニセモノとは判断できないというのを、どう説明するかで困りましたね。それで、『ちょっとおかしい』というのを、クラスメートの久美子のお父さんに言わせたんです。その前に久美子を出して、お父さんを銀行員にしておいたのがよかったんですね。お話に銀行員のお父さんが出たんで、信ぴょう性が出てきた。それに、久美子との結びつきも強くなったんです。
――最初からの設定ではなかったんですね。眉村さんの作品には家族が必ず登場します。
眉村:これは、反対する人もいるやろけど、僕の意見としては、周りの人間を書くときに、お父さんや、お母さん、学校の先生らが主人公に対してマイナスになったり、プラスに働いたりするんですけど、物語の筋にあわせて登場したんでは、人形でしょ。だから、お父さんならお父さんを主体にして、心理を書いていっても通用するというか、当然、そう反応するであろうというのがないとあかんわけね。親には親の理屈があるわけやから。それぞれに存在感があり、彼らを主人公にした目線で見ても成立するように書かなければいけない、というのが僕のセオリーですね。
――その家族の中ではお父さんの存在が大きいように思えるのですが。
眉村:それは、僕が男だからです。父親ですからね。だから主体的に書ける。けど、お母さんは類型になる。妻をモデルにして書いたら、ややこしくなりますからね。父親も類型やげと、自分をちょっと加味している分、お父さんの方が強く書けるんでしょうね。
――出てくる先生も魅力的でした。
眉村:学校の先生にいたっては、いろんな類型が出てくるけど、僕が学生時代に出会った先生方もモデルにしています。
「なぞの転校生」の大谷先生という理科の女先生は、中学の時の小谷先生を大谷にして出したんです。書くときは僕の頭の中にある、もっともかっこいい先生にしょうと思って書く。だから、読者には評判のいい先生でしたね。
 けど、「なぞの転校生」の先生は理解者やったんが、「まぼろしのペンフレンド」では、はじめは敵対者やというわけね。僕の場合、『人間は、どうも、敵対者の場合のほうが多いんではないか』という感覚になってきたから、ああいう人が増えてきた。全面的に理解者だという人間は、あまり、ありえない、という気がだんだん強くなってきたんですね。

■「ねらわれた学園」などに見る恐怖

「ねらわれた学園」(〈中学二年コース〉73年~不明)の主人公・関耕児が通う中学で、高見沢みちるが生徒会長に立候補し、「規律を取り戻し、秩序ある学園」にすると公約を掲げて当選する。すると高見沢は学園の風紀を取り締まるパトロール委員を組織。圧倒的な力で学園を支配し、反対する者を超能力でねじ伏せ、校内の自由を奪って行く。それを行き過ぎた行動と反対する関と対立。やがて彼女の背後に「英光塾」と超能力少年・京極の存在が浮かび上がってくる。
 話が似通っているのが「天才はつくられる」(〈中学一年コース〉67年~不明)と「地獄の才能」(〈中学一年コース〉70年~不明)。これら3作品とも敵の背後にある謎の組織と主人公が戦うというストーリー。

  眉村は67年に産業将校が暗躍する「EXPO’87」を〈SFマガジン〉に連載しており、後に眉村作品の核となる「社会派SF」「インサイダーSF」へと発展するのだが、組織と個人の関係というテーマをジュヴナイルSFにすでに持ち込んでいた。
 ちなみに、「EXPO’87」の裏側を描いた「産業士官候補生」(〈高一コース〉69年~不明)もジュヴナイルSF。高校に進学しなかった主人公の話が雑誌の趣旨から逸脱している興味深い作品である。

 ここでもモデルになっているのは阪南中学。阪南中学は進学校で、学生は勉学に励むことが推奨されていた。また「ねらわれた学園」に登場する「英光塾」、「天才はつくられる」の「超能力グループ」は当時、中学の近くにあった、スパルタ教育で学生を有名高校に多数進学させていた私塾がモデルではないかと考えている(ただし、そこは超能力を教える塾ではない)。
 眉村は「ねらわれた学園」が、「この作品を書いた時分は、というか、もうちょっと後というべきか、大学では学生運動が盛んに行われていて、全学連が教師を恫喝し、キャンパスを牛耳っているような状態でした。全学連の権威は相当なもので、先生たちはよほどのことがないとものが言えなかった」(〈中央公論〉2013年4月号)と回顧する。
 また、おりしも60年代には教育ママという言葉が生まれ、受験戦争時代に突入していた。「ねらわれた学園」はその頃の学生が感じていた社会に渦巻く圧迫感を描いていた。だから多くの学生が共感したのだ。
 薬師丸ひろ子が主演した映画版『ねらわれた学園』は超能力少女・三田村由香が活躍するが、それは「天才はつくられる」で主人公と共に超能力で戦う橋本敦子と井戸崎玲子の姿が重なる。戦う少女はカッコイイ。

■ジュヴナイルSFとはなにか

 眉村のジュヴナイルSFは秋元書房と角川書店が争って文庫化した。『天才はつくられる』は74年に秋元書房が文庫を刊行し、80年に角川書店が文庫化。『閉ざされた時間割』は77年に角川書店が文庫化したものを、80年に秋元書房が文庫化。『つくられた明日』にいたっては80年に角川書店が文庫化し、翌81年に秋元書房が文庫化するという、仁義なき戦いに明け暮れていた。
 それほど眉村ジュヴナイルSFは人気だった。そのため文庫・単行本等に未収録の眉村ジュヴナイルSFは存在しないと考えられている(と、思ったが、「奪われたアンドロイド」(〈中学三年コース〉1972年7月号付録)は単行本未収録作品のようだ)。

 僕が眉村さんと始めてお会いしたのは、僕がまだ大阪に住んでいた学生時代で、眉村さんが東天下茶屋駅の側の大西書店の親父と談笑しているときだった。そのとき僕は眉村さんに「ずっと大阪にいてください」と懇願してしまったが、その当の僕自身は学校を卒業したらさっさと上京してしまった。でも、眉村さんは大阪を離れることはなかった。後に「どうして?」とお聞きしたら「若い頃は上京したいと考えていましたよ。でも新幹線ができて3時間で着く。そしたら上京する必要はないなと思ったんです」と教えてくれたことがある。
〈SFJapan〉の取材で眉村さんにインタビューをお願いしたのは2003年のことだった。眉村さんは東京に来られることも多く、神田の山の手ホテルを定宿にしていた。だからそちらでお会いできなくもなかったと思うが、あえて大阪でお会いすることにした。どうしても眉村さんと、僕の故郷でもある「眉村ジュヴナイルSFワールド」を一緒に歩いてみたかったからだった。
 新大阪から地下鉄・御堂筋線に乗り換え西田辺で下車。駅の側で眉村さんと落ち合い、1時間ほどお話しを伺った【そのときのお話しが文中に差し込んだ眉村さんとのQ&A。〈SFJapan〉に発表したもの】。その後、眉村さんの「よかったら、ブラブラ行きましょか」のひと言で席を立ち、阪南団地に向かった。その頃、阪南団地は建て替えのための解体作業が始まったばかりで、かろうじて立ち入ることができた。
 エレベーターで昇るとすぐに眉村さんが住んでいた部屋がある。眉村ジュヴナイルSFはすべてここで生まれた。団地を出て大通りを渡り、道を行くと阪南中学。物語と同じく現実世界でも阪南団地から阪南中学までは徒歩5分ほどの距離。さらに進み、路面電車が行き交う大通りを超えた先が住吉高等学校。ゆっくり歩いてもわずか20分ほどの距離。
 眉村ジュヴナイルSFの舞台は阪南団地と阪南中学だが(ちなみに登場人物の西沢響子が住んでいると設定した家は後の眉村の住まい)、クラスメートや教室のイメージは住吉高校での学生時代の想い出がベースになっている。住吉高校は大正11年の創立。この由緒ある学び舎で眉村さんは奥様の悦子さんと出会った。そんな青春が詰まった場所でもある。角川文庫の『ねらわれた学園』の表紙には、住吉高校の門が描かれている。

※〈SFマガジン〉「ジュヴナイルSFガイド 学園で渦巻く白い旋風」(2020年4月号/早川書房)※〈SFJapan〉「少年ドラマシリーズとジュヴナイルSFの関係 まぼろしのペンフレンド」(2003年冬季号/徳間書店)をベースに修正・加筆した。

主要参考文献●
光瀬龍『作戦NACL』角川文庫/眉村卓「解説 光瀬さんと、あのころのこと」/『少年少女 昭和SF美術館』/平凡社/2013年/〈サンデー毎日〉2016年5月1日号/〈中央公論〉2013年4月号

記号●
『 』書籍のタイトル/「 」雑誌などに掲載された小説等のタイトル/〈 〉雑誌等のタイトル/[ ]単行本のシリーズ名やグループ名

※本文中の敬称は略させていただきました。