「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.200「『エクリプス・フェイズ』1人用“超”入門ミッション 哀しみのオルガスマシン」

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「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.200「『エクリプス・フェイズ』1人用“超”入門ミッション 哀しみのオルガスマシン」

文:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

http://r-r.arclight.co.jp/backnumber/3981

岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。
 SF-RPGには、どうしても「難しい」という負のイメージが拭えないのですが、すぐにプレイできる入門用のシナリオを、継続的に掲載して参りました。読みながら、あるいはプレイしながら、『エクリプス・フェイズ』の宇宙に親しむことができますし、ゲームマスター・ガイドも兼ねております。いずれも、3時間程度でプレイできる親切設計で、オンラインでもプレイしやすいものになっています。
 Vol.196や198にも、シナリオが掲載されており、「ナイトランド・クォータリー」vol.24には、シェアードワールド小説「融解」(ロブ・ボイル&デイヴィッドソン・コール)や、宇宙図や年表のような関連記事が訳載されました。待望のサプリメント『サンワード』の刊行も予告が出まして(新紀元社、発売日は8月25日に変更になりました))、日本オリジナルの『エクリプス・フェイズ』小説アンソロジー『再着装(リスリーヴ)の記憶』もアトリエサードからの刊行が予定されています。

 「Role&Roll」の記念すべきVol.200には――vol.193の「流れよわが涙、と監視官は言った」が好評につき――『エクリプス・フェイズ』のソロアドベンチャーが帰ってまいりました! タイトルは「哀しみのオルガスマシン」。イアン・ワトスンの幻のデビュー作へのオマージュですが、内容は先述の「融解」および、vol.187のシナリオ「敏腕ネゴシエーターは今日も完璧」とリンクする内容で、導入にももってこいです。

 ルールブックなしでも、『エクリプス・フェイズ』のルールを遊びながら習得できるソロアドベンチャーが好評ソロアドベンチャーが帰ってきた! 義体を乗り換えながら、金星と火星を股にかけた、壮大な陰謀の全貌を解明せよ!

 10面体ダイス(あるいはダイス・アプリ)を用意して、すぐに冒険に旅立ちましょう!
 本作のコンセプトは「複数の舞台、複数の義体」です。「融解」や『サンワード』で扱われている金星と火星、それぞれの特徴を、義体を交換しながら体験できるようになっています。もちろん、マルチエンディングで、冒険の途中で入手した情報点とキーワードで、展開や成長が変わるようになっております。

 6月25日からは、「Role&Roll」Vol.200の電子版も配信開始されますので、さらにアクセスしやすくなりました。

 2021年5月29日に開催された、「TRPGフェスティバルオンライン ~Role&Roll200号記念開催~」において、公式イベント『エクリプス・フェイズ』オンラインセッションのゲストGMをしてまいりました。プレイしたのは、「Role&Roll」Vol.198掲載の「木星外交官アンジェリカの亡命」およびVol.196掲載の「暗黒の弾丸 正しき星辰の時、来たる」。参加者の方々の感想をご紹介します。

 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!
 あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。