月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.196「『エクリプス・フェイズ』シナリオ 暗黒の弾丸 正しき星辰の時、来たる

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.196「『エクリプス・フェイズ』シナリオ 暗黒の弾丸 正しき星辰の時、来たる」文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、   待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

岡和田晃
「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。 
毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。 

「Role&Roll」にはこれまで、『エクリプス・フェイズ』のルールブックを購入したはいいが、どう遊べばよいかわからない方のために、すぐに遊べる入門用のシナリオが掲載されてきました。
いずれも3時間程度の比較的短い時間で遊べる親切設計となっています。
コロナ・ウイルス禍で、オフラインでのRPGが遊びづらくなっていますが、もともと『エクリプス・フェイズ』はオンラインで遊びやすい設計となっておりますので、いずれのシナリオも容易にオンラインでプレイすることが可能です。
Vol.179、Vol.188には追加データ・設定やシナリオソースがVol.189は具体的なシナリオ・デザイン指南、Vol.190にはゲームマスター・ガイド、Vol.193には簡易ルール付きソロアドベンチャーが載りました。
Vol.191~192、および194には、コロナ禍中、オンラインでも遊びやすい多人数シナリオが掲載されました。
待望のサプリメント『サンワード』の刊行も予定されており(新紀元社から出版予定)、また『SFが読みたい! 2021年版』(早川書房)においては、いよいよ日本オリジナルの『エクリプス・フェイズ』小説アンソロジー『再着装(リスリーヴ)の記憶』(仮題)もアトリエサードからの刊行が予告されました。

「前の君たちは失敗した」

 復活したセンティネルが見たのは木星から出現する超巨大な触手とそれに呑み込まれるハビタット。

「明らかにX-リスクだ」

 触手に呑み込まれるハビタットは、「カヴン・ジュビトリス」。13人の魔女が住んでいた場所 で、新 世代 のウィッチクラフトを実践 している彼女 らは木星の大気の底から「 何か」を召喚しようとしていたらしい。魔女 、召喚 、宇宙 時代に、このミスマッチ感!? いや、意外 とピッタリ 嵌るんで……す。そう、本作は、ポストヒューマンSFと、 壮大なオカルト・アクションを 融合さ せた、まさしくワイドスクリーン・バロック調のシナリオになります。未訳サプリメント『Rimward』からレグバ、近刊の『サンワード』からアテンの設定も翻訳してお届け いたします。とりわけ「小 惑星帯の吹き溜まり」ことレグバの設定には、一見の価値がありますよ。読めば、ここを舞台にシナリオを作りたくなるはず。

 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、 ぜひ 、実際 に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません