書名 : コンチェルト・ダスト 新装電子版
著者 : 中里友香
出版社 : 黒十字療養所出版部
出版日 : 2020年1月刊行
価格 : 1080円(税込み)
ASIN : B083JS7L7N
・Amazonキンドル商品ページ → https://amzn.to/2N4vc0q
・楽天Kobo商品ページ → https://books.rakuten.co.jp/rk/a7129572be853358937db0d1f54a56e6/
・Booth商品ページ → https://bcsanatoriumpub.booth.pm/items/1759494
本作品『コンチェルト・ダスト』は早川書房から2013年9月に紙書籍(ハードカバー)で刊行され、現在も紙の本が入手可能。
同小説をこのたび作者が自ら新装電子化。「電子版あとがき」をつけて配信開始。
今回、「電子版あとがき」をつけました。
初版刊行からすでに6年が経ちました。当時の私はつまびらかに解説するべきではない、わかる人に読み取ってもらえればそれだけでかまわない、と考えていた、そんな幾つかのポイントがありましたが、このたび「電子版あとがき」で、ところによってはかなり真っ向から掘り下げての解説を試みています。
冷却期間をおいて、作品について客観的に語ることに、さほど躊躇がなくなりました。
このたびe-book化するにあたり、再編集しています。
本作の新装版に用いた素材は、いずれもパブリックドメインの、著作権フリーの古い絵画です。
小説『コンチェルト・ダスト』の作品世界とほぼ時を同じくする絵画で、エミール・ギュンツブルグや、ユリアン・フォン・クルゼンシュテールンは、こんな風景の渦中に存在していて、あるいはリオネラ、ドラガもかつてはこういう景色を当然のように目に映していた……と彷彿とさせてくれる絵画を選んで、加工しました。
目次と章扉は、早川書房から了承を得て、紙の本のデザインを買い取らせていただきました。
紙の本の印象を損なわぬようにして、作品世界をより体現できるように若干のアレンジを加えました。
中里友香既刊
『コンチェルト・ダスト
新装電子版』