「展覧会の絵」森山安雄

書名  「展覧会の絵」
作者名 森山安雄
出版社 創土社(書籍版) フェイス(デジタル版)
出版日 2002.12.1(書籍版) 2012.10.9(デジタル日本語版) 2013.3.27(デジタル英語版)
ISBNコード ISBN-13: 978-4789301183
値段 1218円(書籍版) 500円(デジタル日本語版) 250円(デジタル英語版)

・キャッチコピー
 ムソルグスキーの同名曲を元にしたゲームブック。海外翻訳もあり。

・作品の「舞台」についての概略。
 あなたは記憶を失った吟遊詩人。自分の出自を見つけるに、10枚の絵の中を旅していく。

・作品の「登場人物たち」についての概略。
 あなたの出自の鍵を握る地の精、砂の精に閉じ込められた風の精、街で出会う様々な人々――。

・簡単なあらすじ。
 記憶を失った吟遊詩人であるあなたは、ふとしたことから地の精より魔法の琴を受け取る。そうして10枚の「展覧会の絵」の世界を旅するうち、次第に明らかになる真実。そして最後には、大切な人との出会いが――。

・セールスポイント(新しいと思える点や、ここを一番読んでもらいたいと思っている要素等、「他の作品とはここが違う!」という部分)。
 ゲームブックに本格的な小説の技法を取り入れ、戦いの要素よりも人々との出会いを重要視した作品。iOSデジタル版には「展覧会の絵」のオリジナルアレンジがBGMとして流れ、全てを終了した後には、作者自身がオーケストラ編曲した「キエフの大きな門」のフル・ヴァージョンをボーナストラックとして収録しました。

・裏話的エピソード(制作の経緯やきっかけ、書いていて一番苦労した点、一番楽しかった点、今回特に工夫した点、等)。
 故・矢野徹先生の紹介で東京創元社から出版された作品の復刻版です。前から好きだったムソルグスキーの名曲の新しい編曲の一つと考えております。デジタル版に収録した「キエフの大きな門」の編曲で、自分の演奏が商業ベースに流れるようになったのが、何よりもの喜びです。

・作品のセルフ評価(舞台/キャラクター/ストーリーの中で一番気に入っている部分はどれか、逆にあまり自信がないところはどこか。自分にとってどのような位置づけの作品になるのか、等)。
 多分、ゲームブックというジャンルでは異色の作品だったのが受けたのか、ウォーロック誌の人気投票で1年間一位の座を守り続けました。今となっては若書きの未熟な部分が散見されますが、初めての単行本故、大切な出発点だと考えます。

・その他(今後の予定等、何でも大いに書いて下さい)。

 デジタル日本語版    https://itunes.apple.com/jp/app/zhan-lan-huino-hui/id566278308?mt=8


 デジタル英語版     https://itunes.apple.com/us/app/pictures-at-exhibition-english/id605237057?l=ja&ls=1&mt=8


森山安雄既刊
『展覧会の絵
(アドベンチャーゲームノベル)』