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オリジナル・カードゲーム
『ヒットマンズ・ショーダウン』
作:馬渡俊祐
監修:岡和田晃
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●はじめに(岡和田晃)
市販のトランプを使ってプレイでき、ダイスを用いた戦闘やTCGライクなデッキの構築、RPG的なキャラクター強化、何よりアツい駆け引きが楽しめるオリジナル・ゲームをお届けします!
新鋭・馬渡俊祐氏の手になる本作は、東海大学文芸創作学科のゲームデザイン講義、2023年度秋学期の優秀作。講義内でプレイした、トム・レーマンの傑作ダイスゲーム『王への請願』や、ライナー・クニツィアによる競りゲームの古典『メディチ』(ボード版とカード版の両方を遊びました)の影響を感じさせつつも、エピゴーネンには終わっておらず、試していただく価値は充分にあるものと思います。
パルプ・ノワールな世界観も“良い感じ”の雰囲気を醸し出していますが、バランスが練り込まれていて、私の監修時にも数値周りの調整は、ほとんどせずに済みました。
さあ、華やかなジャズの狂騒の裏、ヒットマンとマフィアのショーが始まりました!
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【ゲーム概要】
プレイヤー想定数:2~4人
プレイ時間想定:1~2時間
ゲームシステム:ダイスゲーム、競り、デッキ構築
必要な道具:紙、ペン、6面ダイス数個、トランプ(Joker2枚が入った54枚のもの)
【背景説明】
世界有数の治安の悪さを持つ狭き都市、「グッドナイト」。そこで行われた、総支配人Angelによる定期ヒットマンズ会議。黙々と進められる会議の最中、誰かがこういった。「一番優れている組織はどこなのだろう」と───
その瞬間、ヒットマン同士の華麗で残酷なショーが幕を開けた。目的は一つ。「この都市で一番のヒットマンチーム」になるために。最も金を稼ぎ、のし上がる組織はどこなのだろうか。
“では、6週間後の定期会議での報告を楽しみにしていますよ。──Angelより”
プレイヤーは4種類のヒットマンチームのいずれかを担当し、可能な限りの資金を集め、グッドナイトでのヘゲモニーを獲得を目指すことになります。
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↓【ゲーム本編】はこちら
https://ftbooks.xyz/ftnews/gamebook/Hitmans_Showdown.pdf
初出:「FT新聞」No.4344(2024年12月15日)