「月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.230『エクリプス・フェイズ』サポート・チャート2 文:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム) 監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.230『エクリプス・フェイズ』サポート・チャート2

文:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム) 監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

 岡和田晃

 好評発売中の「Role&Roll」Vol.230に、『エクリプス・フェイズ』のサポート・チャート、クリミナル&ストーリー・イベント編が掲載。

 これはVol.228に続く、第2版対応の最新サプリメント『CHARACTER OPTIONS』からの翻訳です。
 改めて説明しますと、英語圏では『エクリプス・フェイズ』第2版が展開されているのですが、日本語版はとうぶん初版ベースで進めることになっています。
 技能テストをベースにしたd100でのシンプルな判定システムが日本のユーザーに支持されているからなのですが……初版と第2版は背景世界に完全な互換性があります。 
 これを活かそうというのが、これらの記事の趣旨となります。

 これらを導入し、世界標準の環境で『エクリプス・フェイズ』をプレイしましょう! シナリオソースにもなりますよ。

 君のゲーム環境を最新版にアップデート! 『エクリプス・フェイズ』の第2版と最新サプリメント『CHARACTER OPTIONS』より、すぐに使える設定とスペシャル・チャートを翻訳紹介する企画、好評につき第2弾をお届け!

 まず、第2版で追加された犯罪者勢力「レ・グール」、「聖キャサリン団」、「ザ・ワイルド・ハント」の3つを紹介。是非シナリオに登場させてください。

 ファイアウォールとゲートクラッシングのチャートを集めたVol.228に比べて、クリミナルを扱うとダークヒーロー色が強くなります。
 せっかくなので、一部を紹介してみましょう。
 
d100の出目 結果
00-10 捕まってしばらくの間、使役させられる。
11-12 裏社会の暴虐を暴露し、身の凍るような経験をしてタフになった。
13 下手を打たないように、いくらか住居侵入(B&E)の技術を学ぶ。
14-15 非合法の活動を隠すのにあまりに時間をかけたので、それが第二の本性のようになっている。

 他方で、ストーリー・イベント表は、そのどれとも組み合わせがしやすくなっています。こんな具合です。

d100の出目 結果
00-01 悲惨な状況が長く続き、どん底まで落ち込んだ。退路は絶たれ、後は這い上がるしかない。
02 ある研究計画の被検体になった。何も悪影響はない……君(たち)に言えるのはそれだけだ。
03-04 君(たち)は機密情報をジャーナリストかメッシュ上で広く漏洩する。

 また、最後にミニ・コラム「ゲームデザイナー間の友情」では、ゲームマーケット2024春で、『ウォーハンマーRPG』第2版のメイン・デザイナー、クリス・プラマスさんにお会いした際にお聞きした逸話を紹介しています。

 こちらの真ん中にいるのがクリス・プラマスさん、同作のテストプレイヤーでもある『レックス・アルカナ』のデザイナー、グラナテッロ・エマヌエーレさん(左)と、筆者(岡和田、右)の記念撮影!
 『エクリプス・フェイズ』はまさしく世界的な作品なのです!