『BEATLESS』(角川書店)、『虚構内存在』(作品社)刊行記念
『神への崇敬でも、同胞愛でもない、新しい言葉 ――〈人間ではないもの〉との共存に向けて』
キャラクターや、計算機などと、われわれはどう共存するのか? 「ベストSF2012」にて第三位に選ばれた傑作SF『BEATLESS』(角川書店)において、長谷敏司は、人間の”かたち”をしており、人間を”アナログハック”できる超高度AIとその共存の問題点と可能性を具体的に模索し、描いた。一方、新人評論家の藤田直哉は、その初の単著『虚構内存在』において、筒井康隆を徹底的に論じることでその〈虚構内存在〉という概念を磨き上げ、その可能性を現在に問い、〈虚構内存在との共同存在〉を提案する。
人間は、進化して自分たちすら超えていく”モノ”をも含みこんだ概念として捉えなおすべきであると提案する『BEATLESS』と、虚構内存在との共同存在の倫理を構築しようとする『虚構内存在』とは、既にわれわれが直面している〈人間ではないもの〉との共存という問題に対する別種のアプローチからの別種の応えである。今最もSFで旬な作家の一人・長谷敏司と、新進気鋭の評論家・藤田直哉が、互いの経験と知をぶつけあい、〈人間ではないもの〉に向けた、「神への崇敬でも、同胞愛でもない、新しい言葉」(『BEATLESS』)を模索する!
日時:2013年4月30日(火)19時30分 ~
場所:ジュンク堂書店 池袋本店 4階カフェ
出演:長谷敏司(作家)×藤田直哉(SF評論家)
定員:40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
入場料:1,000円(ドリンク付)
申し込み:電話(03-5956-6111)又はご来店(1Fサービスカウンター)にて
※特に整理券、ご予約のお控え等はありません。
キャンセル:電話(03-5956-6111)にて必ずご連絡ください。
その他問い合わせ先:ジュンク堂書店 池袋本店 TEL03-5956-6111
長谷敏司既刊
『BEATLESS』
藤田直哉既刊
『虚構内存在
筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』