
「隔月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.236『エクリプス・フェイズ』シナリオ「木星の教皇選挙」
文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃&待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)

岡和田晃
アナログゲームを総合的にサポートする「Role&Roll」。Vol.236には、ポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』のシナリオ、それもとびきり新鮮な作品が掲載されています。
今作は、取り立てて現実世界の動向を意識して書かれたわけではないのですが、はからずしも時宜を得た作品になっています。イメージ・ソースは、エドワード・ベルガー監督の映画『教皇選挙』(2025)。
ポスト・ヒューマン宇宙において、コンゲームと駆け引きが担当できる、このシナリオ。あなたは自分が推挽する候補を、教皇の座に押し上げることができるでしょうか?

木星共和国に身を寄せていたローマ・カソリック教会の教皇が亡くなった。伝統に従い、教皇選挙(コンクラーヴェ)が行われることとなったが、それは多くの勢力が暗躍する陰謀の舞台でもあった。
本作は会話型RPG(テーブルトークRPG、TRPG)のシナリオではありますが、投票次第で物語が変わってゆくという意味で、マーダーミステリーやストーリープレイのような雰囲気もある作品です。ただ。動き方や交渉はいっそう柔軟で自由なものとして可能になっており、テストプレイでは「タコは法皇になれるか?」「AIは?」「知性化豚は?」なんてやりとりもありました。
TRPGならではの当意即妙のやりとり、話術と交渉術によって自在に“推し候補”の動向が変化していく面白さを堪能してください。
