文：朱鷺田祐介（スザク・ゲームズ）、監修：岡和田晃、待兼音二郎（『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム）
岡和田晃
「Role & Roll」（アークライト／新紀元社）は、会話型ロールプレイングゲーム（テーブルトークRPG、TRPG）や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム（電源を使わないゲーム）を扱う月刊総合情報書籍です（2003年創刊）。
毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。
「Role&Roll」にはこれまで、『エクリプス・フェイズ』のルールブックを購入したはいいが、どう遊べばよいかわからない方のために入門用のシナリオが掲載されてきました。
いずれも3時間程度の比較的短い時間で遊べる親切設計となっています。Vol.143～164掲載のシナリオも、すでにSF Prologue Waveで紹介済みですので、ご確認ください。
今回のVol.165掲載の「モーツァルト・プロトコル」は、水星の北半球にあるカロリス盆地周辺で報告されたシフトランナーたちの失踪事件を調査するという内容のシナリオなのですが、実はPCたちはいったん調査中に行方知れずになっており、その直前に「封じ込め失敗、モーツァルト・プロトコルの発動を求む」という最終処理要請をファイアウォールに投げかけています。モーツァルト・プロトコルとは、ファイアウォールの反物質爆弾を用いてカロリス平原を「浄化」する最終手段のこと。さすがにファイアウォールはプロトコルの発動を躊躇し、いったんPCたちをバックアップから復活させて、再調査を命じた……というシナリオです。
『Sunward』からの抄訳として、水星の概要と社会の説明、またシフトランナーのハビタットである「アル・ハマザーニー」の設定解説、ならびに新サンプル・キャラクター「シフトランナーの技術者」のデータも付属しています。
好評発売中の「Role&Roll」Vol.165に、『エクリプス・フェイズ』の入門シナリオ&運用ガイド「モーツァルト・プロトコル」が掲載されています。オンリーコンベンションで実際にプレイされ、好評を博した作品ですね。 pic.twitter.com/TczZQGxzfK
— 岡和田晃_〈世界内戦〉下の文芸時評第41回 (@orionaveugle) 2018年7月4日
第２回『エクリプス・フェイズ』オンリーコンのページに、朱鷺田のシナリオ紹介を掲載いただきました。
「モーツァルト・プロトコル」
水星の灼熱の大地に消えた「前の自分」。
彼らはいかなるX-リスクを見出したのか？
明暗境界線を追うシフター、移動する超巨大マスドライバー「キャノン」 https://t.co/HwxeYCplOT— 朱鷺田祐介 (@TokitaSuzakuG) 2018年3月23日
昨日は幻界堂さんのエクリプス・フェイズオンリーコンに参加してきたよ???朱鷺田さんの『モーツァルトプロトコル』シナリオに参加させていただき、無事世界を救えました??自分たちのコピーには犠牲になってもらったけども??
— Re:熊(りべあ) (@pandamoeri) 2018年4月30日
エクリプス・フェイズ入門シナリオ＆運用ガイド「モーツァルト・プロトコル」が、Role&Roll Vol.165に掲載されています https://t.co/FQsExuh4KZ
— 待兼音二郎 (@ottogiro) 2018年6月22日
というわけで、帰宅して一息ついたところで今日の収穫です
目的はもちろんエクリプス・フェイズシナリオの「天王星系の粘液ゾンビ」と「モーツァルト・プロトコル」！
今日はもう頭も体も業務終了しろと抗議しているので、詳しいそれぞれの感想は明日… pic.twitter.com/8GWblW0EOp— 牙突丸@マル (@marumaruTRPG) 2018年6月24日
こちらはR&R vol.165収録のシナリオ「モーツァルト・プロトコル」
とにかくエクリプス・フェイズの世界観にガッツリ浸りたいならうってつけ、というかこれ以上ないくらいエクリプス・フェイズの核心の部分に触れられるシナリオ
SFでなければ出せないストーリや駆け引きを楽しみたいならこれしかない… pic.twitter.com/nPzOKd3uPL— 牙突丸@マル (@marumaruTRPG) 2018年6月25日
「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう！
あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。
