「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.88~91連載「『エクリプス・フェイズ』リプレイ 金星の人狼 ―Garou in the Venus―」岡和田晃

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ) 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(TRPG)やボードゲームの記事を中心に扱ったアナログゲーム(電源を使わないゲーム)の月刊情報誌です。
 毎号さまざまなタイトルが紹介&サポートされていますが、「Role & Roll」Vol.88からは『エクリプス・フェイズ』の日本語版公式関連記事が連載されています。

 今回ご紹介する「『エクリプス・フェイズ』リプレイ 金星の人狼 ―Garou in the Venus―」は『エクリプス・フェイズ』をゲームとして遊んでみた記録を録音し、文字に起こして読みやすく再編集を加えたものです。こうした読み物を「リプレイ」(英語ではReplay-Novel)と呼びます。
 本リプレイ「金星の人狼―Garou in the Venus―」は、「Role & Roll Vol.88」から「Role & Roll Vol.91」まで、4回にわたって連載されました。

 内容は、金星の空中都市アプロディーテ・プライムで起きる猟奇殺人事件や、外宇宙からもたらされたナノウィルスの秘密に、5人のファイアウォール(秘密組織)のエージェントたちが挑むというものです。
 金星での情報収集、メッシュ通信を活用した展開、大迫力の戦闘シーンなど、ゲームならではのライブ感覚溢れる展開がパッキングされた「金星の人狼」は、『エクリプス・フェイズ』の世界観を知りゲームの運用方法を学ぶための、格好の手引きとなるでしょう。
 会話を中心に進められるRPGをの雰囲気を出すため、戯曲のようにト書きとなっています。
 初めて読まれる方は面食らうかもしれませんが、一般的な小説よりも実際のゲーム・プレイに即した内容となっており、「SF Prologue Wave」に掲載された小説とはまた違った面白さがあることと思います。ぜひ、アクセスしてみてください。


※本リプレイにおいては、ロールプレイングゲームそのものの基本的な考え方については説明がなされていません。お手数ですが各種入門書やWebサイト等をご覧のうえ、ご参照いただけましたら幸いです。
 いきなり入門書を読むのは大変という方は、アナログゲーム専門店「Role & Roll Station」秋葉原店では、ほぼ毎月『エクリプス・フェイズ』体験会が開催されています。こちらはまったくの初心者の方でも丁寧に対応いたしますので、参加をご検討ください。参加費は無料です。

岡和田晃プロフィール