「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.92「特集:『エクリプス・フェイズ』体験版 ヘリオンズ・エッグ」岡和田晃

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ) 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(TRPG)やボードゲームの記事を中心に扱ったアナログゲーム(電源を使わないゲーム)の月刊情報誌です。
 毎号さまざまなタイトルが紹介&サポートされていますが、「Role & Roll」Vol.88からは『エクリプス・フェイズ』の日本語版公式関連記事が連載されています。

 今回ご紹介する「Role & Roll Vol.92」は「特集:『エクリプス・フェイズ』体験版 ヘリオンズ・エッグ」と題しまして、これだけで『エクリプス・フェイズ』を遊ぶことが可能な、体験版がパッケージングされています。「SF Prologue Wave」の『エクリプス・フェイズ』小説を読んで実際にゲームをプレイしてみたいと思った方は、ぜひこちらに触れてみてください。

 特集内容は、「1:『エクリプス・フェイズ』世界の紹介」、「2:ルール・サマリー」、「3:体験版シナリオ『ヘリオンズ・エッグ』」、「4:サンプル・キャラクター」の4点セットとなっています。
 「1:世界観紹介」は「『エクリプス・フェイズ』とは何か?」、「トランスヒューマンの時代」、「ファイアウォール」、「AF10年の太陽系」と、要点を押さえた簡潔な説明がなされています。
 「2:ルール・サマリー」は、体験版を遊ぶために必要なルールをまとめたもの。体験版をプレイするために必要なルールが、見開きで簡潔にまとめられています。『エクリプス・フェイズ』は、基本ルールブックが原著で400ページを超える大作ですが、実は遊ぶために必要なルールの分量はほんの僅かで済むのです。
 「3:体験版シナリオ『ヘリオンズ・エッグ』」は、「テロリストによって、水星の移動マス・ドライバー『キャノン』から打ち出されたものは何か? 謎のキーワード『ヘリオンズ・エッグ』とは? 死から蘇生したファイアウォールのセンティネルたちは、太陽軌道、水星、金星に広がる陰謀を追いかける」というストーリー。ゲーム・プレイを通じて『エクリプス・フェイズ』の世界観や基本的なゲーム進行を学ぶことができるもの。ゲームを進める司会進行役(ゲームマスター)向けのきめ細かなアドバイスもついた親切設計です。
 「4:サンプル・キャラクター」は作成済みキャラクター集。「月のエゴ・ハンター」、「メルクリウスの盗掘屋」、「スカムの用心棒」、「タイタンの探索家」の4人となります。それぞれ、入門用のキャラクター・データとなっており、これを使ってすぐにゲームをプレイすることができます。

 ぜひ、この体験版を遊んで、あなただけの『エクリプス・フェイズ』宇宙を体感してみてください!


※本特集においては、ロールプレイングゲームそのものの基本的な考え方については説明がなされていません。お手数ですが各種入門書やWebサイト等をご覧のうえで、ご参照いただけましたら幸いです。
 いきなり入門書を読むのは大変という方は、アナログゲーム専門店「Role & Roll Station」秋葉原店では、ほぼ毎月『エクリプス・フェイズ』体験会が開催されています。こちらはまったくの初心者の方でも丁寧に対応いたしますので、参加をご検討ください。参加費は無料です。

岡和田晃プロフィール