タナカ ヒロフミ

田中啓文(たなか ひろふみ)

小説家。1962年大阪の新世界界隈に生れる。1993年短編「落下する緑」が、鮎川哲也編『本格推理』(光文社文庫)に入選、ほぼ同時に長編『凶の剣士』(出版時『背徳のレクイエム』と改題)が第2回ファンタジーロマン大賞に佳作入賞してデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞短編部門を受賞。
2009年「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。作品に『異形家の食卓』『水霊(ミズチ)』『禍記(まがつふみ)』『蠅の王』『ミミズからの伝言』『蹴りたい田中』『忘却の船に流れは光』『罪火大戦ジャン・ゴーレ』『ハナシがちがう!(笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ)』『落下する緑(永見緋太郎の事件簿シリーズ)』『蓬莱洞の研究(私立伝奇学園シリーズ)』『チュウは忠臣蔵のチュウ』『茶坊主漫遊記』『UMAハンター馬子』『こなもん屋馬子』『三人のゴーストハンター(我孫子武丸・牧野修と共著)』『郭公の盤(牧野修と共著)』などがある。