SF Prologue Wave宣言

 「SF Prologue Wave」が変わります!
 10周年を迎え、「SF Prologue Wave」がますます“新しく”なります。
 ――より開かれたメディアとして!
 ――機動性を活かした、カジュアルなウェブマガジンとして!
 ――優れた作品を、長く伝えていくアーカイブ・サイトとして!
 「SF」は、狭義の「サイエンス・フィクション=科学小説」を指すと同時に、広義の「スペキュレイティヴ・フィクション=思弁小説」をも意味し、ファンタジー、ホラー、ミステリ、あるいはジャンル分けが不可能な未知の作品をも包含・綜合する、トランスジャンル的な概念です。
 新生「SF Prologue Wave」が掲げるのは、ジャンルを極めあるいは越境し、作家や作品が新たな読者と出逢うことで、そこから新しい表現を生み出すという意味での「SF」です。アーリー・アダプターなメディアでありながら、これまで掲載してきた作品群の公開を維持し、読者へ伝え続けていくアーカイブとしての「場」をも目指します。
 今まで通りの着実な運用とともに、少しずつ、「外」へと拓いていきます。これまでは主に、ショートショートとコラムの掲載が中心でしたが、それ以外の表現形式についても、より積極的に掲載を進めていきます。
 一部の選ばれた書き手を、その他大勢の読み手が支える……という旧来のモデルに留まらず、時代に即した、より柔軟なメディアを目指します。
 まず、大きな変革として、これまで寄稿者は日本SF作家クラブ会員が原則でしたが、思い切って、その制約も取り払います。書き手と読み手間に横たわる見えない壁を、できるだけ無くしていきたいのです。優れた書き手は概して、優れた読み手でもありますから。
 新しくなった「SF Prologue Wave」の挑戦、どうぞご支援をいただけましたらありがたい限りです。
 ここから「はじまりの波」を起こしていきたいと思います。

SF Prologue Wave編集部:伊野隆之・大野典宏・大和田始・岡和田晃・川嶋侑希・忍澤勉・高槻真樹(五十音順)

サイト設計協力:大竹友美 SNS運営協力:増田まもる

【SF Prologue Waveの沿革】

〈第1期〉 「SF Prologue Wave」は、サイエンス・フィクション&ファンタジーを扱うネットマガジンとして、2011年の5月よりスタートしました。当時は、日本SF新人賞と小松左京賞という2つの新人賞が休止し、「SF Japan」(徳間書店)が休刊となりました。こうした状況への危機意識から日本SF作家クラブ有志が立ち上がり、初代編集長を八杉将司氏、副編集長を片理誠氏という体制で、自分たちの発表の場を自分で運営していくメディアとして、毎月2回、ショートショートやコラム、各種告知等を掲載して参りました。

〈第2期〉 2013年5月からは、片理誠氏を2代目編集長として、更新頻度を毎月1回に落としながらも、1回の更新内容をより充実させる形で、2020年7月まで、休むことなく毎月、途切れることなく作品発表を続けて参りました。片理編集長は2021年2月まで、任をまっとうしました。また、2020年8月からは2021年1月までは、日本SF作家クラブの公式PixivFANBOXに発表の場を移し――毎月の更新ぶんを分散させる形で――毎週土日の更新が維持されています。

〈第3期〉 2021年3月からは、伊野隆之・大野典宏・大和田始・岡和田晃・川嶋侑希・忍澤勉・高槻真樹(五十音順)の合議制という、新体制でスタートしました。サイト設計は大竹友美が協力に入り、SNS運営協力には増田まもるが入っています。これまで通り日本SF作家クラブのPixivFANBOXへ作品提供を続けつつ、2021年9月からは、新規開設した本サイトで、これまでの作品をアーカイブしていきます(提供より1ヶ月後にアーカイブ)。

※現在、「SF Prologue Wave」は日本SF作家クラブ公認ネットマガジンという位置づけとなりますが、第3期からは編集部にクラブ外のメンバーも参加しており、クラブのPRに留まらない、広く作品を発表するためのセルフ・メディアであると自らを認識しています。

【SF Prologue Waveの査読システム】

 「SF Prologue Wave」は第1期より、査読システムを設けています。掲載にあたっては、原則、編集部内で査読を行い、最終的には校閲を経ることで、一定の品質を保つべく努力しております。